無双5(5)
記事書いてないだけでちょこちょこ進めています。メインクリア後、堅城で庵イベを埋め中です。DLC7月分はやりました。IFはまだちょっと残ってる
天魔ふたり
かつてこの世に存在した戦国モノで一番信長と光秀がマブなんじゃないですかね…本当に興奮した。マブというかもう、正直寝てますねマジで…これは…
まず、青年期は「光秀」「信長殿」と呼び合ってたのに壮年期で急に「十兵衛」「信長」に変えてくるの、寝たんかな…としか思えんから気をつけてほしい。本当に寝てるんですよ
状況的には「暗い鬱のおっさんがふたり」
暗い鬱のおっさんがふたり、周りから遠巻きにされている図です。湿度高い
本作、光秀は信長の懐刀となっています。ということで天魔ふたり。
とはいえ壮年期信長は闇堕ち(覚悟ガンギマリ)おじさんだけど壮年期光秀は闇堕ちおじさんに寄り添う片翼おじさん(二人合わせて双翼)だから厳密には闇堕ちおじさんではないのですが…
でも闇堕ちおじさんのために全てを投げ打つおじさんは、それ自体が既に闇のおじさんなのでは?とも思います。本作の光秀は信長のことが好きすぎてどうしてそこまで…となります。
闇堕ちおじさんじゃないのに闇堕ちおじさんと同じことを考えて同じ行動をするのめちゃくちゃきついと思う。光秀はそうやっていつもきつい方の道を選ぶ
その光秀が今際の際に見るまぼろしが、信長と帰蝶とみつきと、皆で仲良く朗らかに笑っていたあの若い日々というのがまたきつい。
あの幸せな日々を取り戻すために闇堕ちおじさんに寄り添っていたのか、その幸せな日々を失って闇堕ちした闇堕ちおじさんの心の傷を埋めてあげるために寄り添っていたのか、どちらもあると思いますが、
闇堕ちおじさんは己が死ぬことで世界があの幸せな日々を取り戻すことを夢見て死んでいったのに、寄り添いおじさんは自分自身がまたあの幸せな日々を掴もうとしていたのが、めちゃくちゃ怖いです。
破壊の限りを尽くした男が幸せになれるわけなくない?
それでもあの幸せな日々を夢見て死んでいくなんて、なんというかこう…ピュアだな… 本作光秀はやや天然気味なところがありますが、なんというか…ロマンチストというか…そんなだから信長に覚悟足らないって言われるんですよ。もっと地獄に落ちる覚悟が必要 夢見がち そんな男だから純粋に信長の狂気を「正しき」って支えられたのかもしれませんが 少なくとも常人ではないですからね、こいつは…
本作の信光は要するにゼロレクイエムなのですが、信長の最終章タイトルが「曙光」、光秀が「五月雨」もう勘弁してほしいですね…
利三という男
戦国無双5辛かったで賞
先述の通り、光秀が闇堕ちおじさんの片翼おじさんをやっているので、その忠臣である利三の悲しみはいかほどか、という話です。狂気と破滅の道を突き進む主人を見守り続けるしかない従者、悲しくて辛くて涙が出ますよ。
利三は光秀を止められないのが本当に辛い。それは利三が光秀を盲信しているからではなくて光秀の気持ちを理解しているから
本能寺の信長・利三で 信「お前のような忠臣をもって光秀は幸せだ」利「あなたに言われたくない」みたいな会話があるのですが、要は利三にとっての光秀が、光秀にとっての信長であり、利三が光秀を信長から引き離すというのは、利三が光秀から引き離されるのと同じ痛みであるので利三にはとてもそんなことはできないわけです。
もう我々は散々利三がどれだけ光秀のことを愛しているかというのを見せつけられているので、そんな利三が光秀に対して信長から離れろなんて口が裂けても言えないんですよね。そんな苦しさを愛する主人に味わわせることなんてできないし、光秀にとって信長がどれだけ心の支えであるかも理解してしまっているので…自分が光秀のこと好きであればあるほどどうしようもないんですよね…
もうめちゃくちゃ可哀想で…本当に…誰が好き好んで、主人が他の男と心中するのサポートするかと… 光秀のわがままに振り回されて、それでも光秀のことを主人として仰いでいるので…その気持ち自体がもう、光秀が普段信長に抱いているものだと利三はわかっていて…きつい…
なんかもう利三とか光秀みたいな作中で理性的で有能と描かれる男たちがそれでも狂気の主人についていくの、めちゃくちゃつらいわ。どんだけ好きなんだ…めちゃくちゃ好きなんだろうな…
こんな感じで情緒がめちゃくちゃにされていますが、それもこれも全て壮年期光秀のビジュアルのおかげなので、もう無双5、ありがとー!!
最高だマジで
追記 先述した通り本作はゼロレクイエムなのですが、本能寺でマッチポンプという字面が芸術点高すぎるのでこれはウケ狙いだとしても褒めます。厳密には山崎の戦いまでがポンプ 秀吉も鬱のおっさんたちの心中に巻き込まれちゃったね…
ちなみに誰とは言わんがもう一人鬱(躁状態)のおっさんが乱入してくるので、もう…本能寺はよく燃える